『ホスタイル・プラネット非常の惑星』サバイバルマスターが案内する生物のサバイバル

『ホスタイル・プラネット非常の惑星』サバイバルマスターが案内する生物のサバイバル
出典:ナショナルジオグラフィック

今回紹介するのは、ナショナルジオグラフィックが製作した動物ドキュメンタリー「ホスタイル・プラネット 非常の惑星」です。

まだ2話までしか放送されていませんが、これまでの動物ドキュメンタリー少し違う視点で、新しい発見がある番組かもしれません。

 

 

これまでのドキュメンタリーとは違う「ストーリー性」

野生化での動物の行動を撮影するというコンセプトこそこれまでのドキュメンタリーではよくあったものですが、より一歩進んだストーリーを紹介するのがホスタイルプラネットの独自性のひとつでしょう。

第1話「密林」でもその魅力を感じることができました。

植物は生息域を広げるために、草食動物に食べられないよう進化しました。

そのひとつが毒を保有することで、毒を食べてしまった草食動物は、解毒のために「あるもの」を求め密林の奥深くへ進みます。

しかし木々が生い茂る奥地は猫科肉食動物の格好のフィールドで、危険が伴います。

それでも体調を直すために草食動物が求めたのは、ミネラルたっぷりの泥です。

毒の葉を食べたばかりに草食動物は危険を冒すことになり、肉食動物は捕食の機会を得るというわけです。

そしてそんな危険な地上を避けて生活するようになった動物もいます。

といったように、ひとつの起点からストーリーを展開していくので、そのエリアの食物連鎖や、生態系をほんの一端ですが深く知ることができるわけです。

単発的に「この動物がこの動物に食べられた」「この動物はこういった生活をしている」というドキュメンタリーは多いですが、その土地をベースにして1つの物語のように紹介する手法は面白いですね。

 

 

サバイバルマスター「ベア・グリルス」が案内する動物のサバイバル

この番組のナレーターを務めるのが、仰天のサバイバル術を身をもって紹介し、サバイバル食レポで一斉風靡した冒険家のベア・グリルスです。

今回は間違っても野生動物を食べるようなことはなく、豊富すぎるほどのサバイバルの視点から動物たちの生き様を解説しています。

紹介するフィールドを歩く姿は映されますが、サバイバルはしません。

吹き替え版では、小野大輔さんがナレーションを担当しています。

 

 

感想

まだ2話しか見ていないのですが、これはなかなか面白いし興味深い番組ですね。

最初に紹介したとおり、ストーリー性が強いので飽きることなくみられますし、新たな発見もあります。

これは撮影班の努力ももちろんですが、カメラの性能が上がったことも大きいでしょう。

1話に出てくるラケットハチドリが雨に打たれる様子なんかは、これまで見たことのない高画質で鮮明に確認することができます。

ドローンを使った上空写真も当然のように使われるので、かつて動物奇想天外などで紹介されていたような光景でも、また新たな視点で観察することができます。

これだから動物のドキュメンタリー鑑賞はやめられませんね。

日本人だからこその悩みでもありますが、映像を重視すると字幕では楽しみが薄れてしまうので、吹き替えで鑑賞するとせっかくのベア・グリルスが最初と最後に出てくるおじさんになってしまうということです。

小野大輔さんの声がベアにあっているとも言えないのでなんとも悩みどころですが、ベアの声当てでないと思えば小野大輔さんの声はドキュメンタリーにぴったりですね。(個人的にドキュメンタリーの吹き替えといえば渡辺徹さんがレジェンドですが)

我が家はCSのディスカバリーチャンネルがあるので今後も見る予定ですが、もしCSの設備がない方はHuluでも期間限定で見放題配信されています。

令和最初の秋の夜長は動物ドキュメンタリーで過ごしてみてもいいかもしれませんね。

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