行ってきたシリーズ第一弾「サホロリゾート ベアマウンテン」見所・魅力レポート

行ってきたシリーズ第一弾「サホロリゾート  ベアマウンテン」見所・魅力レポート

唐突に始まりました、管理人が行ってきたアニシルレポート!

今回は第一弾、北海道の新得町にあります「サホロリゾートベアマウンテン」に行ってきました。

ヒグマ好きとしては見逃せない注目のスポットですが、はたしてその実態やいかに・・・?

 

札幌からはるばる160km!「サホロリゾート ベアマウンテン」

今回訪れたのは「サホロリゾート ベアマウンテン」です。

最近新設された新得町の一大リゾート地サホロリゾートの一角にあるヒグマメインの観光施設です。

かの有名な登別熊牧場の系列だそうです。

 

とはいえ、管理人は熊牧場はわざわざ行くほど好きじゃないんです。

もはや大きい犬と言わんばかりの社会性と人懐っこさで、ほぼヒグマとはいえない状態なので「ヒグマが見たい」と思っていくとちょっと不完全燃焼になるからです。(深く考えずに行く観光地としては好きです。)

ではなんで系列のベアマウンテンにわざわざ行ったかというと、コンセプトが熊牧場とはまったく違うからです。

 

自然のヒグマを観察できる!?

なんとベアマウンテンでは、狩勝高原の自然をそのまま柵で囲い、自然の中で生活するヒグマの姿を観察できるというなんとも夢のようなコンセプトの施設なんです。

しかもヒグマが住むエリアを遊歩道から観察できるというから驚きです。

これまでも野生のヒグマを見たことはありますが、距離があるとはいえ気が抜けず、もちろん写真に収めるなんてことはほぼ不可能です。

安全に野生に近いヒグマを観察できるというコンセプトだけでも、ヒグマ好きとしては絶対に見逃せないスポットですね。

 

 

スキー場内にどどんと登場ベアマウンテン

サホロ ベアマウンテン 受付 画像

なぜかGoogle Mapのナビが途中で切れるので、ちょっとあせるかもしれません。

サホロリゾートに入れば一本道なので、ナビが切れたところから1kmほど走っていれば到着します。

ずいぶん立派な建物だなと思いましたが、どうやら夏季休業中のスキー場のレストハウスをお借りしているようです。

サホロ ベアマウンテン ヒグマ 剥製 画像

こんな剥製がお出迎え。デカイ!

到着は15時少し前で、閉園の16時まで時間がなかったので急いで入場します。

 

営業時間

営業時間は9:00~16:00まで。

札幌から向かうことを考えれば、最低でも12時には出発したいですね。

夏季は夜の散策もできたようです。目が光るので見つけやすいかも?

 

営業期間は4月下旬から10月下旬まで。

2019年の営業は4月27日~10月20日までです。

冬やらないのは冬眠するからですかね。

高原と言われるだけあってそこそこ標高があり、9月でもひやっとしたので一枚羽織れるものがあるといいかも。

 

詳細・最新情報はこちらから:bear-mt.jp営業日・料金

 

料金

料金プランは主に2つ。

『遊歩道コース=1,836円(子供シニア1,080円)』は、入場から退場までヒグマの生息するエリアの上を遊歩道で歩いて散策するプランです。(管理人はこちらで入場しました。)

『ベアウォッチングバスコース=2,916円(子供シニア2,160円)』は、ベアポイントまで場内をバスで移動し、本当にヒグマを間近で見られるプランです。

ほかにもサホロリゾート宿泊者向けプランやお食事つきプランなどがあります。

 

管理人は自然な姿のヒグマを見るために遊歩道コースにしましたが、帰りには「バス乗ればよかった」と思いました。

時間的な問題やコスト的な理由がなければバスに乗ることを強くおすすめします。(理由は続きのレポートから。)

 

2019年現在無料で取得できるクーポンはないようですが、JAF会員は割引になりました。

JAF会員割引は毎年変わるので、2019年以降に行く予定の方は向かう前に一度ご確認を。

 

詳細・最新情報はこちらから:bear-mt.jp営業日・料金

 

 

早速入場!

サホロ ベアマウンテン 画像

チケットを購入して双眼鏡(無料)を借りたら裏口へ進み、ヒグマの住む森へと向かいます。
ちなみにこの写真の場所からバス組はバスに乗ります。

サホロ ベアマウンテン

遊歩道組はなにもない道を5分少々歩いて向かうのでちょっともの寂しさがありますが、右手に見える山でも眺めながら進みましょう。

サホロ ベアマウンテン

こちらが正門。遊歩道組は左にあるスロープを上って遊歩道に入ります。
途中会った飼育員さんと挨拶を交わし、そのとき見つけるコツを聞けばよかったと後悔。

サホロ ベアマウンテン 遊歩道

サホロ ベアマウンテン 遊歩道

スロープには、実寸大のイラストと共に簡単なヒグマの生態が紹介されていて期待が高まります。
200kgの体重差を物ともせず、牛を狩るヒグマがいるのが凄いと実感できました。

 

 

遊歩道へ!

サホロ ベアマウンテン 遊歩道

スロープをあがると、地上5~6mほどの遊歩道に出ます。
木がせり出してきていますが、木登りが得意なヒグマが上ってくることはないんでしょうか?
ヒグマが喧嘩したり粗相しないよう係員がジープで見回っているので、入場者との事故は起こらないかと思いますが、ヒグマが興味本位で上ってこないのが不思議です。

サホロ ベアマウンテン 場内

場内はこんな感じです。まさに森。

サホロ ベアマウンテン

探し方のポイントが書いてあります。ちょっとポップな紹介が面白い。飼育員さんにしかわからないようなこういう小ネタがもっともっと欲しいです。

サホロ ベアマウンテン

草木もそのままに、沢が流れていたりもします。探し方によれば水辺で水浴びしたりする姿が見られることもあるそうです。

遊歩道は全長370mほど。普通に歩けば10分ほどで終わる道のりですが、このうっそうとした森の中からヒグマを見つけようと思うとなかなか時間がかかります。

 

ベアポイントへ、やっと出会えたエゾヒグマ!

なかなか見つけられないまま、中間地点のベアポイントへ行ってみます。

ベアマウンテン ベアポイント

もちろんベアポイントも柵の中で、無論ヒグマは入ってこられない安全設計。休憩ポイントにもなりますね。

観察エリアには水辺もあります。イベント時にはそこに活餌のニジマスを泳がせることもあるとか。

ベアマウンテン ベアポイント

そしてその水場で・・・

やっと会えました!エゾヒグマ!
かなり大きい個体です。300kgぐらいでしょうか。
それがガラスを挟んで1mもないところにいます。

なんで上を見ているのかというと・・・。

ベアマウンテン 餌やり

お姉さんが上から餌やりしているんですね。
目の前にいる人に目もくれず、おやつが欲しいがためにこの水場に居ついているみたいです。
ヒグマを横目にお姉さんも観察しているとバスの到着にあわせてヒグマを呼んでいるようで、ベアポイントはほぼ確実にヒグマを観察できるボーナスポイントになっているようです。

ベアマウンテン エゾヒグマ 爪 肉球

よりお姉さんにアピールしようとガラスに手をかけた瞬間。
大きさは野球のグローブぐらいですかね。
爪は人間の指ほどの太さがありました。

一時はどうなることかと思いましたが、見れなかったでは済まさないようベアマウンテン側の配慮が垣間見れました。
熊使いお姉さんかっこいい。

ニジマスを顔に近づけるワイルドさもある熊使いお姉さん。

 

さらに遊歩道の奥へ

貴重な肉球も間近で見られて大満足ですが、本来の目的は自然の姿のヒグマ。

ベアポイントの奥へも遊歩道は続いていて、自然のヒグマを探すべく進んでいきます。

すると奥のほうに少し開けた場所があり、そこにヒグマが!

サホロ ベアマウンテン ヒグマ

リラックスした大きいおしりが見えますね。
このポイントは遊歩道の最終地点からもかなり距離があって、小指の先ほどの大きさにしか見えません。
木の隙間から見える姿が山で見かけたときのことを思い出させますが、ここは安全圏。じっくり観察できます。

サホロ ベアマウンテン エゾヒグマ

そこに係員の乗ったジープがやってくると、もう一頭ヒグマがのっさりのっさり現れました。
ベアポイントにいた個体より少し小さなヒグマです。

サホロ ベアマウンテン エゾヒグマ

どうやらここは餌場になっているようで、バスも到着して間近でヒグマを観察できるようでした。高いお金出して乗るだけある・・・。うらやましい。
バスから餌をあげているのか、その前にもバスの前にヒグマが出てきていました。やっぱり乗るべきでしたね。

サホロ ベアマウンテン エゾヒグマ

バスが現れる前の写真ですが、この中にもヒグマが一頭います。右上の広場の影にいるんですが、まったくわからないですね。

 

悔しいが満足!

結局ちゃんと見られたのは餌で姿を現したヒグマだったので、本来の目的である自然の中でのヒグマを観察できなかったのは残念ですが、しっかり4頭見られたので満足です。

どうやらここは餌場になっているようで、バスも到着して間近でヒグマを観察できるようでした。

実はこの日は治療などのために何頭かお休みだったようで頭数が少なく、見つけるのが難しかったようです。

しかも翌日に生きた餌をプールに放流するイベントもあったようで、少し悔しいです。

でもまた来る理由になりましたね。

 

今回は到着がやや遅くなってしまったので、滞在時間は1時間ほど。

自然の中に隠れているヒグマを見つけるのはかなり困難なので、所要時間は長ければ長いほどいいでしょう。

できればもう少し遊歩道を場内に広めて、奥のほうも探索できるようになると遊歩道からの観察もしやすくなりそうですね。

 

来場者による餌やりは現在のところできませんが、熊牧場のように人にべったりの姿ではなく、なるべく自然に近い姿を見せたいというコンセプトならないほうが正解ですね。

遊歩道もきれいで歩きやすく、観光で立ち寄ってもそのまま楽しめますが、ひとつ用意しておくものがあるとすれば双眼鏡です。
無料でお借りできますが、ちょっと使いにくいので自前のものがあればもっていったほうが観察しやすいでしょう。

 

ベアマウンテン グッズ おみやげ

ちなみにベアマウンテンで購入したお土産はこちら。
ベアマウンテンオリジナルステッカーと、ヒグマの毛のお守りだそうです。
ステッカーは部屋に貼って、お守りは登山用リュックにつけます。
毛は処理の違いなのか剥製より柔らかく、触り心地はボディソープで洗った髪の毛に似てるかも。
ご当地グッズはもっと種類が欲しい感じですが、ステッカーのデザインがかっこよくて満足です。

 

動物系の施設としてはややお高いですが、十分満足できて行く価値ありのおすすめ観光スポットです。

というわけでアニシルレポート第一回、北海道新得町狩勝高原の『サホロリゾート ベアマウンテン』のご紹介でした!

 

 

おまけ

帰り道に狩勝峠の展望台に寄ったんですが、どうやら檻に囲まれていないヒグマもいるようです。

狩勝峠 ヒグマ クマ

 

 

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