8月26日は、ナショナルドッグデー(全米犬の日)3,000名以上の愛犬家への調査結果 :時事ドドコム
今回はニュースというより小ネタですが、記事にするきっかけになったのはこちらのニュース。
8月26日はナショナルドッグデーということで、日本でも少し話題になっていましたね。
それを日本時間の27日に知った我が家は手作りご飯で祝ったのですが、なんか同じように祝ったの8月26日だけじゃない気がしてなりませんでした。
そして調べてみると、大きな謎に行き当たったのです。
日本、犬の日多すぎ問題
8月26日は、厳密にはアメリカの犬の日なので日本は関係ないのですが、動物メディアなんかではそれを記念して犬の特集をやっていたりしましたね。
で、日本の犬の日はというと、実は11月1日と5月13日の2つあります。
天皇誕生日だって1日しかないのになぜ犬の日は2日あるのか。
2日もあるほど重要なら祝日にするべきじゃないのか。
というわけで簡単に調べてみました。
そもそも「ナショナルドッグデイ」とは?
ついでなので、ことの発端になったナショナルドッグデーについても調べてみました。
ペットライフスタイルのプロフェッショナルであるColleen Paigeさんが制定した日で、警察犬や介護犬、虐待や保健所に保護されている犬たちをねぎらう日として制定されたとか。
2004年から始まった取り組みですが、アメリカではCIAや国防総省も祝うほどおなじみの日となっています。
MLBではスタジアムを愛犬家にも開放し、客席が犬達であふれかえる様が取り上げられています。
アメリカは日本よりはるかに犬の飼育方法などに厳しく、フロリダでは犬を車の中に待たせている場合、その犬を救出するために車を破壊しても無罪になる法律があるほどです。
犬にウイスキーはダメと定める謎の法律なんかもあるので一概に参考にはできませんが、犬に対しての関心が高いことは日本も見習わなければいけませんね。
では「犬の日」とは?
では日本に戻ってみると、「犬の日」という記念日があります。
11月1日、つまりワン・ワン・ワンに当てて決められた日だそうですが、ちょっと安直で日本人らしいのが嫌いではありません。
一般社団法人ペットフード協会が制定した日で、「犬についての知識を身につけ、犬をかわいがる日」とされています。
1987年に制定されたのでナショナルドッグデイよりも歴史は古いはずですが、ナショナルドッグデイよりも認知されていないのはなぜなのでしょう。
ペットフード協会とは?
犬の日を制定した一般社団法人ペットフード協会は、その名のとおり安全なペットフードを製造する取り組みや、ペットフード製造業をサポートするための活動をしている団体です。
そして愛玩動物の適切な飼育管理を求める活動もしています。
粗悪なペットフードがないとは言いませんし、アニシルとしてはまだまだペットフードの品質向上は必須だと考えているので、ペットフード協会が主導してよりよいペットフードの製造に尽くしてほしいと考えます。
ならば「愛犬の日」とは
さらに日本には「愛犬の日」という同じような記念日があります。
こちらは5月13日で、どうがんばっても当て字になりません。
どうやらジャパンケネルクラブの前進である全日本警備犬協会の設立日にちなんでいるそうで、当て字ではありませんでした。
正確にいつから愛犬の日が制定されたか不明でしたが、ナショナルドッグデイより古いことは間違いなさそうです。
ジャパンケネルクラブとは
ジャパンケネルクラブは、主に犬種の持続やドックショーの運営管理を行う団体です。
ドックトレーナーやトリマーの資格を発行している団体でもあります。
2つもあるのに認知されていない・・・!
そこそこ歴史のある犬の記念日が2つもありながら、15年ほどの歴史がないナショナルドッグデイの盛り上がりには遠く及びません。
実際、大の愛犬家である筆者もうろ覚えで、何なら2つあることなど今知りました。
せっかく日本犬が外国でも注目され、国内でも動物愛護への意識が高まってきたのに残念なことです。
いっそ祝日にしよう
やはり広く認知させるためには祝日にするしかないでしょう。
人間や環境、歴史や文化について祝う祝日はあれど、日本に「生き物に対して考えるための日」というのは1つもありません。
人間は動物にも生かされているので、1日ぐらい動物に関する祝日があってもよさそうなものです。
「家畜の日」や「愛玩動物の日」など2,3日あってしかるべきではないでしょうか。
なにより筆者はたくさん休んで愛犬と一緒にいる時間を作りたいです。
まとめ
といってもいつにもなく緩い話題だったのでまとめるほどのこともないのですが、日本にも愛犬を憂う日がしっかりあるというのは少し安心しました。
しかし愛玩動物の幸せを考える社会構造は諸外国から遅れており、当サイトも微々たる物ながら国民の意識を深めていければと思っています。
飼い主さんは、日ごろ一緒に暮らしてくれている愛犬にたいして、日ごろのねぎらいの気持ちをこめて、少し豪華なご飯をあげるなどしてみてもいいかもしれませんね。